会長挨拶

会長挨拶


 一般社団法人農業情報学会(Japanese Society of Agricultural Informatics)は、農林水産分野における情報科学及び情報技術の進歩発展と学術の推進を図り、農林水産業及び食料食品産業を含む農林水産関連産業及び農山漁村の情報利用の普及を促進するとともに、会員の相互の支援、交流、連絡、福祉、親睦その他会員に共通する利益の向上を図ることを目的として、活動を行っております。

 具体的には、学会誌及び出版物の刊行、大会、研究発表会、講演会、セミナー及び講習会の開催、表彰事業の実施及び支援、調査、研究及び開発の実施並びに支援、会員間の連絡のための会報、名簿の発行、会員間の相互扶助、親睦のための事業、国内外の関係諸団体との協力関係を増進するための事業等を実施しております。

 農業情報学会の活動は、広義の農学、情報学、環境学、社会科学、工学、生物学等を基盤として幅広い学際的領域に及んでおります。このため本学会は、こうした多様な学術分野を連携・融合させるハブ機能を有しているとも考えております。「科学研究費助成事業 審査区分表」では、農学は、農業工学や社会経済農学をはじめ、生産環境農学、農芸化学、森林圏科学、水圏応用科学、動物生命科学、境界農学等の学術分野に区分されております。

 農業情報学会では、特に重点的に活動を行う領域として研究部会を設置しております。現在、情報利用・普及、生産・経営情報、環境情報、情報工学、フードシステム、経済・社会情報、施設生産情報、人工知能、リモートセンシング、GAP、農業・農村イノベーション、生物資源工学の12の研究部会があります。新たな研究部会の設置も、学術分野や農林水産業の動向、会員の方々のご意見・提案に基づいて、柔軟に対応しています。

 「情報」は、生物学や物理学などの自然科学から、経営学や社会学などの社会科学まで多くの分野で重要な概念になっています。「情報」をキーワードとするハブ学会として、農業情報学会は、引き続き、様々な新たなチャレンジに取り組んでいきます。

 最後になりましたが、一般社団法人農業情報学会を代表して、幅広い学術分野の研究者や学生、農林水産業及び食料食品産業を含む農林水産関連産業及び農山漁村に関わる産業界や行政の方々をはじめ、本学会の目的に賛同頂ける多くの方の入会をお待ちしております。

 なお、農業情報学会は、2022年10月、一般社団法人(非営利型)として法人登記を行い、さらに活動の輪を広げ、深化させる新たな段階に入りました。引き続き、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。


一般社団法人 農業情報学会 代表理事・会長 南石晃明

一般社団法人農業情報学会の法人設立について

 農業情報学会は、理事会、評議会および総会の審議・決議に基づき、一般社団法人としての定款の作成等の準備を進めてまいりました。公証人の認証を経て、この度2022年10月4日、法務局に「一般社団法人 農業情報学会」の設立登記を行いました。

 これにより、今まで任意団体として活動してきました農業情報学会は、今後は「一般社団法人 農業情報学会」として活動を継続致します。一般社団法人農業情報学会の法人の役員定款会員規約については、各リンク先をご参照お願い致します。今までの農業情報学会の会員の皆様は、今後は、一般社団法人農業情報学会の定款及び会員規約で定めている会員組織にそのまま属することになります。会員年会費、研究大会、学会事務局等にも変更はありません。任意団体から一般社団法人への移行に伴う事務手続きは事務局で行います。

 ご不明な点は、一般社団法人農業情報学会 事務局(sec@jsai.or.jp)までお問い合わせをお願い致します。

                  2022年11月18日                  

一般社団法人 農業情報学会 代表理事・会長 南石晃明